株式会社ALOHA BOAT(アロハボート)広報による読書のすゝめ「コーヒーが冷めないうちに」
「4回泣ける」といわれる感動作に、読者が惹きこまれる理由とは
こんにちは。
アロハボート広報チームです。
今回は、本日映画が公開される『コーヒーが冷めないうちに』をご紹介します!
■映画「コーヒーが冷めないうちに」公式サイト
まずは簡単にあらすじをご説明します。
物語の舞台は「フニクリフニクラ」という喫茶店。
この喫茶店のとある座席には不思議な都市伝説があります。
それは「その席に座ると望んだとおりの時間に戻れる」というもの。
第一話は「恋人」、第二話は「夫婦」、第三話では「姉妹」、最終話の第四話は「親子」をテーマに4人の女性たちが物語を進めていきます。
当然、そう簡単に過去に戻ることはできません。
過去に戻るためにはいくつものめんどくさいルールが存在します。
そして、過去に滞在できるのは「コーヒーが冷めるまで」の間だけ。
しかも過去に戻ったとしても、起きた出来事をくつがえすことはできません。
それでもいいと、すべてのルールを理解したうえで、会うことができなくなった人に会いに行く…というお話です。
映画版では登場人物が若干変わっていて、どうアレンジされいるのかが気になるところです。
この作品はもともと演劇ワークショップ用に書き下ろされたもので、それを舞台で公演した際に観劇した編集者が声をかけ、小説として出版されました。
もともと舞台用に書かれただけあって、小説は登場人物の動きがリアルに想像できるような表現で丁寧に描かれています。
内容の素敵さに加えて、これも読者が惹きこまれる理由のひとつだと感じました。
過去は変えられないけど、未来は変えられる
この物語の登場人物たちは、一時の感情や「こうあるべき」という価値観などで、大事な人とすれ違ってしまい後悔を抱えています。
過去に戻っても起きた出来事を変えることはできません。ですが、起きた出来事をを受け入れることで、考え方を変えることはできます。
作中の言葉でいうと「心が変わる」ということです。
わたしもよく社長に「受け入れる」ことの大切さを教えてもらいます。
この本の登場人物たちも、時間を移動し受け入れたことで、より今を幸せに生きるようになっていきます。
相手の感情や価値観を受け入れることもそうですが、なによりも自分自身を受け入れて、いつも幸せでいられるよう心がけたいですね!
本日もありがとうございました。